コンサートのお知らせ

今回はコンサートのお知らせです。

昨年春の第１回に続き、夏に第２回目のデュオリサイタルBequemを開催します。

私と同じベルリンの学校で音楽を勉強しているヴァイオリニストの友達とのデュオコンサートです。

またコンサート直前にもお知らせさせて頂きますが
もしお時間と興味がおありの方は是非いらして頂けると嬉しいです

Duo Recital "Bequem vol.2"
７月２１日　１８時会場　１８時３０分開演
千葉市美浜文化ホール　音楽ホールにて

ヴァイオリンは高橋渚（たかはし　なぎさ）　
ピアノは私rie-klavierこと永易理恵（ながやす　りえ）
特別ゲストに渚ちゃんのお姉さまのヴィオリスト、高橋梓（たかはし　あずさ）さんをお招きします。
（梓さんが活躍するカルテットのＨＰはこちら！http://www2.hp-ez.com/hp/quartette-soleil/page1)

ちなみにBequemはドイツ語で「快適な」という意味です。
聞いて下さる方々に快適に過ごして頂けるようにと願いを込めてつけました。

ヴァイオリン・ピアノのソロから二人の競演、ヴィオラとのトリオなど、楽しんで頂けると思います。

私はソロでリストの巡礼の年という曲集から、「ダンテを読んで」という曲を弾かせて頂きます。
とってもいい曲なので、練習は大変ですが弾いていてとても楽しいです。早く本番で弾きたい

タグ：コンサート お知らせ

素晴らしきピアニスト

ピアニストの内田光子さんが２月３～２０日までの間に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を全曲演奏。

指揮者はサイモン・ラトル。オケはベルリンフィルハーモニー。

行くっきゃないでしょ

ということで、先月にインターネットでチケット予約・・・

が、かの有名な5番の「皇帝」演奏の回は即完売で買えず。。。さすが・・・というべきか。

しかしそのほかは無事ゲットしました


昨日は第１番の演奏の日でした。今回のお席は↓こんなかんじに見えるとこ。

ちょっと遠いですが、鍵盤が見えるいい位置です。音もちゃんと飛んできました。

最初はリゲティの現代曲から静かに始まりました。

リゲティ、初めて聞きましたが・・・面白い！

現代曲はあまり好きじゃなかったのですが、最近面白いなと感じるようになりました。

弾くのは・・・好きじゃないんですが譜読みが大変なんで

そして次はお待ちかねのピアノ協奏曲です

実は内田さんの演奏を生で聴くのは初めてだったのですが・・・

感動しました。本当に素晴らしい演奏でした。

すごい小さい音でも芯があって、ホールの端まで届くキラキラした音。

演奏が表情に富んでいて、聞いていてとてもワクワクしました。

あんな風に弾ければなぁ・・・む～ん。

終わった後の内田さんとサイモン・ラトル。顔くらいはわかりますかね？

今回の内田光子さんとのコンサートは、リゲティ・ベートーヴェン・シベリウスのセットの公演のよう。

休憩の後に、リゲティのソプラノとオケの現代曲。

コメディオペラを聞いているみたいで楽しかった～。指揮者が突然喋りだしたりするんですよ！

そして最後にシベリウスのシンフォニー１番で、ブラボーの拍手の嵐の中閉演。

あっという間の２時間半でした～

次の２・３番の協奏曲の公演が今から楽しみです


Ligeti:atmospheres
Beethoven: Klavierkonzert Nr.1 C-dur op.15
Ligeti: Mysteries of the Macabre
Sibelius: Symphonie Nr.1 e-moll op.39

Berliner Phillhaemoniker　オケ
Sir Simon Rattle 指揮
Mitsuko Uchida ピアノ

タグ：ベルリンフィル 内田光子 サイモン・ラトル ピアノコンチェルト ベートーヴェン シベリウス リゲティ

コンクールを聴いて

某有名国際コンクールのベルリン予選、ピアノ協奏曲の伴奏を頼まれ、今日弾いてきました。

会場はこちら。ベルリンフィルの一室です。

午前中に無事終わり（伴奏だと多少は気が楽ですね）、午後から４時間ほど聴講していました。

課題は自分で選んだピアノ協奏曲の１楽章のみ。

１楽章のみといっても１０分以上のものばかりですが、
色々な曲を聴けるし、同じ曲でも人によって解釈が違うので聴いててとても面白い。

誰がオーディション通過するかの予想をたてたりしながら聴くのも面白いのですが
受付番号表示だけで名前がわからないようになっていたので・・・それも出来ず。

最初から最後まで聴かないとアレですしね


伴奏を頼んできた子が夜帰るまでに少し観光したいというので
途中で出て、ブランデンブルグ門まで歩きました。

夜のブランデンブルグは初めてだったので記念に一枚

しかし本番着・本番靴で寒空の下歩くのは辛かった・・・（笑）


こちらはドイツの南の方で勉強する彼女からのお土産。

ビーーーール

今度ビールに合うものを作ったときに飲みたいと思います。


今日のお昼と夜に食べた美味しいものは次の記事で紹介します

タグ：コンクール ピアノ協奏曲 ベルリンフィル ブランデンブルグ ビール

美味しい食事とバレエ観賞

昨日、今年最後のバレエ観賞をしてきました。いつものごとく、Deutscheoperです。

今回はオケで働いている友達が夜の公演は休みをもらったということで
クリスマスに見る予定だったくるみ割り人形を一緒に見てきました。

去年のクリスマスも友達と一緒に同じ公演を見たのですが
すごくよかったのでずっと楽しみにしてました

と、その前に夕飯です。

Deutscheoperの近くにあるお店、La Spiga。
(Wilmersdorfer stra. 135 10627 Berlin)

以前はカフェだったのが最近レストランになったそうです。

店内はまだクリスマスの飾りつけがしてあって、とてもおしゃれ。
時間がなかったので写真を撮れなくて残念です

パスタを注文して、すぐに黒オリーブが出てきました。

友達の手が写りました（笑）
塩味が薄くて食べやすい！パンと一緒に、ついつい食べ過ぎてしまいました。

そしてパスタ。サーモンが好きなので、いつもサーモンを頼んでしまいます。。

サーモンのパスタ。奥のが友達注文のトマトとバジリコのパスタです。
ちなみに飲み物はアップルジュースの炭酸割り。

ここのパスタは自家製らしく、とてもモチモチしていて美味しいこと美味しいこと

サーモンもたくさん入っていて、これで８．９ユーロ。

友達のも味見させてもらいましたが、チーズも入っていてまろやかで美味しかったです。
お値段６．５ユーロ。お得です。

ここはランチがとても安いらしく、飲み物もついて５ユーロしないとか。
今度はランチも試してみたいですね


さてさて、お腹が一杯になったところでバレエです。

今回のお席は３列目の真ん中から少し右側。これで１３ユーロです。素敵！

お隣が空いていたので移動したら・・・
目の前に大きなお兄さん方が・・・これじゃぁ前が見えない

隙間から覗くように首を動かしていました。真ん中は残念ながら見えず。。

後半は本来の席で優雅に観賞（笑）
プリマバレリーナは日本人の中村祥子さんでした。
バレエはやっぱりいいですね。衣装も素敵だし、演技も演出も素晴らしかったです。

そしてくるみ割り人形の曲の素敵なこと。大好きなんですよ～
小さい頃から連弾などで弾いていたので、聞いてるだけでも楽しかったです！

カーテンコール

今回はドライアイスではなく消火器のようなものでスモークをたいたようで
スモークと共に「プシュー！」という大きい音が出てました（笑）
写真一枚目は少し残ってますね～。

友達にオケ裏話などを聞いたりして楽しさも倍増（笑）

とても楽しい夜となりました



１０月から始めたブログも、あっという間に３ヶ月経過。

たくさんの優しい方たちと出会えて、仲良くなれて、とても嬉しく思っています。

いつもご訪問、nice!、コメント等

本当に本当にありがとうございます！！！

皆様、また２０１０年にお会いしましょう！（といってもすぐですね！笑）

よいお年をお迎えください！　

rie-klavier 31.12.2009

タグ：Deutscheoper 黒オリーブ サーモンパスタ くるみ割り人形

イタリアンと椿姫

Deutscheoperでやっているオペラ「椿姫」を見に行きました。

上演前にOperの目の前にあるお店で夕飯。３回目の来店。
（Ristorante Rosati Berlin; Bismarckstra.88 10627 Berlin）

パスタを頼んですぐに、パンが出てきます。

カリカリのフランスパンの上にガーリック風味のトマト＋バジル乗せ。

正式名称は知りませんが美味しいですよねーこれ。

そして頼んだパスタ。サーモンのクリームパスタです。

サーモンのパスタはどこのお店でもはずれることはあまりないですね。美味しかった


食後、オケ団員の友達に会って、とっておいてもらったチケットをもらいます。

「ごめんね～あんまりいい席じゃないかも・・・」

と申し訳なさげなご様子。チケットを見てみると

・・・一列目ですとぉ

字幕が見難いだけで、めっちゃいい席じゃありませんか。しかもセンター位置。

指揮者よりも３席分隣だったので、指揮者の頭で見えないこともないし、見晴らしは最高。

しかもこのチケット、学生料金か楽団員チケットかになっているかはわかりませんが、１５ユーロ。

隣のおば様のチケットをチラ見したら、普通に８０ユーロはするみたい。。

確かに前の方にはセレブっぽいおじ様おば様ばかりが座っていました。Ｓ席ですものね。

オーケストラピットも普通に見えました。開演前に撮った写真。

指揮者用のスコア譜。超分厚い。オペラの２時間半くらいぶんだから当たり前だけれども、すごい。。

椿姫は初めて見ましたが、音楽がいいですね。歌手もすごいよかった（特に韓国人のテノール）

オーケストラも文句なし。コンサートマスターのソロをもっと聞きたかったな～

クリスマスにはここでバレエ「くるみ割り人形」を見る予定なので、今から楽しみです

タグ：椿姫 サーモン パスタ Deutscheoper

名ピアニスト

今日は約１年ぶりにベルリンフィルに足を運びました。久しぶりすぎる・・・


２ヶ月くらい前。
オケ団員の知り合いの方に「１１月にアルゲリッチがピアノコンチェルトを弾く」と教えてもらい

（゜□゜*）アルゲリッチですとぉ？！是非聴きたいでっす！！！

とずっと楽しみにしてました。



オケ：Deutsches Symphonie Orchester　Berlin
指揮：Charles Dutoit
ピアノ：Martha Argerich

マルタ・アルゲリッチ。ピアニスト。詳しくはこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%81

チケットも売り切れる前に団員の方にとってもらえたので万々歳です。感謝！
（予想通り満席でした・・・）

↑このPodiumという席、面白いんです。
簡単にいうと、同じ舞台の上。コーラスとかの方々がいるような場所。

一番後ろに位置する打楽器の方々のすぐうしろ。普通に楽譜見えます。

↑こんなこんじに見えてます

音は前にとんでいくのでバランスとしてはそんなによくありませんが（特にピアノコンチェルトは）
普段見えないものが見えるという点ではいい席だし面白いです。
ただ、シンバルなどの大きな音がするものの近くなので心臓の弱い方は注意です（笑）
シンバルの真後ろにいた女の子はシンバルが構える度ビクビクしていて少し可哀想でした


ウェーバーから始まり、続いてシューマンのピアノ協奏曲。

アルゲリッチの演奏を生で聴くのは２度目ですが（１度目は日本）
テクニックはもちろんのこと、音色が・・・実に素晴らしい何色あるんだー！！ってカンジです。

特に２楽章。あまりの美しさに心奪われました。あんなふうに弾いてみたい・・・

拍手大喝采で６回ものカーテンコールの後、なんとアンコールでバッハを弾いたアルゲリッチ。

あそこでバッハを弾くとは・・・。しかもすっごい速いテンポ。でもすごい面白い演奏。

さすがアルゲリッチ。。

もちろん好みはあるでしょうが、私はアルゲリッチの演奏好きです。


休憩後はラフマニノフの交響的舞曲（初めて聴きましたが面白い曲でした）
そしてラヴェルのラ・ヴァルスで華やかに終わりました。

あっという間の２時間でした。やっぱりコンサートは楽しいですね

タグ：アルゲリッチ コンサート

楽器博物館に行きました

突き刺すような寒さの中、朝早くに目が覚めたので散歩しようと思って外に出て
電車に乗って適当に降りてぶらぶらしていたらなぜかPotsdamerplatzに着いてしまったので
楽器博物館（Musik Instrument Museum Berlin）に行って来ました。

ベルリンフィルに隣接した楽器博物館。

前行ったのは１年以上前。閉館ぎりぎりに行ってしまったので急ぎ足で見て回ったあの日とは違い
今回は一人での～んびり、１時間以上見て回りました。


幼稚園の子供たちやら中学か高校くらいの団体も来ていた為、係の人が楽器の音を出して説明していました。
普通音は聴けないので、いい時間に行きました。ラッキー

この真ん中の白いオルガンをお兄さんが弾いていますが・・・
これ、上の茶色いところ全体から音が出てるんです。２階の裏から見れば仕組みがわかります。
ただその写真を撮れなくて、ちゃんと説明出来ない・・・
パイプオルガン＋打楽器？みたいなものでしょうか。


チェンバロとパイプオルガン

なんか素敵だったので撮った（笑）クラヴィーア。蝋燭つけて弾いてたんでしょうね

弦楽器・管楽器などはケースの中に入っていたので写真に上手く撮れずご紹介出来なくて残念

自分がピアノをやっているのでそちらにばかり興味が湧くというのもそうですが

古楽器見るの楽しいですね～。楽器に触れられないとなるとなんか無償に弾きたくなります（笑）

やる気も上昇したし、行ってよかった。たまにはぶらり散歩もいいですね。


Musikinstrumenten Museum
入館料：大人４ユーロ/子供２ユーロ　（木曜日１８時以降無料）
月～水・金９時～１７時/木９時～２２時/土・日１０時～１７時
http://www.sim.spk-berlin.de/

タグ：楽器博物館 パイプオルガン チェンバロ

カルメン

今日はDeutscheoperでオペラ・カルメンを観賞。

オケで働いている友達にこんなにいい席のチケットをとってもらいました

前から５列目のほぼ真ん中。間違いなくＡ席。にも関わらず学生券とほぼ同じ値段で買えました。

お友達様様です


Deutscheoperの客席の様子

オケピ（ｵｰｹｽﾄﾗﾋﾟｯﾄ）

どちらも休憩中の様子（笑）


Deutscheoperではバレエは何度か見たのですが、オペラは初めて。

カルメンは、クラシックをあまり聞かない方でも
聞けば「あ、この曲知ってる！」というであろうくらいの有名曲がいっぱいで、とても楽しかったです。

フランス語なので上にドイツ語字幕。チラッチラそちらも見ていたので多少目が疲れました（笑）が

子供たちの可愛い姿・澄んだ歌声。オペラ歌手たちの心に訴えかけるような歌声
そして全てを盛り上げるオケ

最後は感動がこみ上げてきて、涙が出そうでした。

お客さん達の千切れんばかりの拍手の嵐。私も負けじと拍手を送りました。ブラボー



日本ではオペラやバレエを見る（聞く）機会がそうそうないのが、本当にもったいないと思います。
コンサートも安くはないから、本当に興味がなければ聞きに行こうとは思わないし。

日本はクラシックの本場じゃないから仕方ないのかもしれませんが・・・
クラシック好きとしては、たくさんの方にクラシックを聞いてもらいたいです。
もちろん嫌いなら嫌いでいいんです。好みは人それぞれだから。

こちらではプロの演奏会でも学生は安いし、タダで聞ける日なんかもあったりします。
音楽学校にしても、クラスコンサートや試験が一般公開だったり。
弾く側にしても聞く側にしても、とても有難いことです。




芸術だけの話ではないけれど、「いいもの」には心惹かれる。なにか、力がある。

上手い音楽家はたくさんいますが、心打たれる演奏にはなかなか出会えない。

もちろんそれぞれの好みはあるし、万人受けするものなんてないのだろうけれど。


私も音楽をやっている者として
聞いてくださる方が少しでも楽しんでくれるような演奏が出来るようになりたいです。

その為には・・・まだまだ勉強が必要ですね～

タグ：オペラ カルメン Deutscheoper